【結果からの逆算】≪KSL-1 #1後記1/2≫~開幕前~

『去る4月24日、神奈川県社会人1部リーグ(KSL-1)の第一節が開催され、5-1で勝利した』

今回は【結果からの逆算】というテーマを掲げ、私なりに準備期間~開幕戦を振り返りたいと思います。

まず《今シーズンは7年間を過ごしたチームを退団し、10代を過ごしたチームへの帰還》そして約4カ月を経てこの日を迎えました。

リーグ戦を戦うに際し、今シーズンは色々なレギュレーションの関係上、それまでのスタンスでは勝ち続ける事は難しいというのは、チームとしての現状把握と未来へ向けたスターティングポイントでした。

そして“ある”思考の下、私はチーム(個人)と向き合っていきました。それは「自分にしか出来ない事を継続的にやる」ことでした。

具体的には…まず、チームを離れていた期間の中で感じた“外から見たクラブ”の様々な改善要素やストロングポイント等について、トップに対しアプローチしてきました。

また、プレーひとつひとつの分析にも「サッカーの原理原則」の本質的理解と「フットボールアクション」という戦術的理解からなるアプローチを試みました。これらすべてに通ずるツールは、非常にアナログですが、コミュニケーション(情報伝達)の徹底でした。試合中の意見のぶつかり合い・指示の共通認識の擦り合わせの機会を意識的に増やしたりする事で「曖昧さ・なんとなく」を無くし「主体的もしくは自主性の伴ったアクション」が出来るように、と考えました。特に若い選手たちにです。

≪彼らは、プレーすることに非常に怯えてる印象でした、相手を過大評価している(と同時に自らを過小評価する)点。“怒られない”アクションの選択。一見間違えではないように見えるが、相手には脅威にならず、主力がいない時に自らの判断の下アクションする事に非常に直感的ではないと感じていました。≫

これらアクションの分析には“サッカーの本質”理解の下、主観的ではなく客観的に事象を分析し、原因や目的に対し正誤性を見極めなければなりません。

そういった時期を経て来た中で、開幕を約1カ月に控えた頃のTRM4試合を振り返ると、そのプロセスの困難さが如実に結果に表れました。いわゆる格下に大勝し、同レベルの相手に苦戦する…私なりに「やはり…」と感じるところでした。完全に以前の試合結果=勝利が“まやかし”になっていました。

その最もな原因として考えたのは自分達が“目指すべきチーム・プレー”がない…この場合【戦略】として掲げる物がない事でした。結果だけに注視してしまい、本来目を向けなければならない…チーム成熟度=【戦略】的レベルの向上が分析、修正されていなかった、もしくはそもそもそこがハッキリしていなかったのです。ただ勝敗という【結果】にのみ注視してしまい、あらゆる要素が実は曖昧なまま、なんとなくのままになってしまっている事に気付かず、少しプレスのスピードや質が向上しただけで、ミスが増え個人では解決出来なくなり、グループは崩壊しチームは方向性を見失い、勝利からは遠ざかる。ましてや、【戦略】が無ければ尚更です。

すると、これまで通り個人対個人のアクションの振り返り→コミュニケーションの限界が訪れます。したがってそれからは、チームの取る【戦略】が大前提の下グループ・チーム単位でのコミュニケーションを取れるよう、開幕前週のミーティングに至りました。

【戦略】を決めること

【メンタル・感情・経験】など主観性、外的要因の排除

【サッカーアクション】の分析

【戦術(理解)レベルの向上】で勝つ可能性を広げる

本来は「サッカーの原理原則」の理解が重要になりますが、時短を優先し「フォーメーション」から客観的要素の理解へアプローチしました。

こういった事を経ると、改めて如何に「練習する」「継続する」が大事で、日頃の「意識」や「行動」が試合とリンクするか…いわゆるサッカーが人生に例えられるかがわかると思います。

「試合には普段の“素”の自分が出る事」

「当たり前の事を当たり前にこなす事」

「成るようにしかならない事」…etc


≪KSL-1#1後記2/2≫~初戦大勝の影~に続く

T-I Have a Dream

『理想の世界』へのChange the World.他人と比べない。自分に嘘をつかない。日々の積み重ねと継続性が大事だと意識しながら成長をする。

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